FUJIWARA daIKI
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This is Kjell®
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WHO I AM          

藤原大記

FUJIWARA DAIKI

Creative Director

MESSAGE          

ばあちゃんと、ばあちゃんのお姉ちゃん、弟。

大きくなってからは妹も。

毎年の夏休みには、映画を見に行く。

ポップコーンと一番大きいコーラ。見る前にはトイレに行くこと。

銀色の袋に入った入場者特典のフィギュア。中身を見せ合う。

大体弟の方が、いつも良いものがあたる。

映画の後は田舎街の中では栄えたところにある、いつもは行かない良い感じのお店でご飯を食べる。

恒例行事だったけれど、いつしか無くなった。

もう出来なくなっちゃったな。

目が悪くなるまで繰り返し読んだ漫画。

今みたいにたくさんは買えないから、同じものを何度も読み返した。

あのアニメ映画もそう。繰り返し見すぎて、セリフを全部覚えて。

テレビを消音にして声をあてて遊んでいた。

弟も覚えていたから、キャラを決めて交互に。

友達より少し遅めにゲットしたゲームボーイ。

コロコロコミックしか情報源がなくて、新作の特集が大好きだった。

発売前、徐々に発表される新しいキャラクターの見た目や設定に妄想をひろげ

お父さんが仕事で使っていて、分けてくれたトレーシングペーパーで「写し絵」をする。

慣れてきたら、見なくても描けるようになる。

転校した時には、大いなる武器となった。

いつしか自分だけの「それ」が作りたくなって、眠りにつくまでの間、毎夜頭の中で旅を進めていた彼ら。

自由帳に描き溜めた、いろんな進化を遂げる多種多様なモンスターたち。専用のロボット。

油粘土で作る巨大怪獣。オリジナルカードゲーム。秘密の呪文。

帰り道一緒に帰ってくれていた、誰も記憶にない友達。

今はもう手の届かないところにあるように見えるが、胸の奥に確かにあるキラキラしたそれらが

そののちの人生を通じて抱いた夢を、幾分か叶えた様に見えなくもない

大人になった僕に、日々語りかけてくる。

「お前は何がしたいんだ?」

What I WANT do 

僕は、あの時のみんなと同じように

希望をくれたり、助けてくれたり。

その日を心待ちにして、触れられない時ですらワクワクしたり。

もしかしたら、自分も何かをやってみたいと思わせてくれるかもしれない。

そんなものが作れたらいいなと思っています。

LOVE&PIECE!